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不登校のことが理解できない…学校に行くだけなのになんでできないんだろう?
我が子が不登校になると、そんな気持ちになる親御さんも見えるのではないでしょうか。
私自身、長女が中1から不登校になった時、なぜ不登校になったのかわかりませんでした。
正直どうしたらいいのかわかりませんでした。
子供も辛い。
でも親も辛い。
なぜ私たちはこんなにも子どもが不登校になると辛くて不安で苦しいのでしょうか。
この記事では、不登校をつらく感じる理由と、子供が学校に行けない原因、そして不登校の親をサポートする大切さについてまとめています。
不登校の親として経験したことを発信することで、少しでもみなさんの心が楽になれば嬉しいです。
子どもが学校に行けない時の共通点
子どもが学校に行けない理由は多岐に渡ります。
しかし、どの子にも共通しているのはエネルギーが不足しているということ。
エネルギーとは、全ての活動の源になる心の元気のこと
エネルギーが不足していると次のようなサインが出てきます。
- お風呂に入らない
- 身なりに気を遣わなくなる
- 朝起きられない
- 表情が暗くなる
- 無気力状態になる
- 自分から行動できない
このような様子が子供に見られたら、心のエネルギーが不足している可能性が高いです。
このエネルギー不足こそが不登校の子どもに共通している原因です。
心のエネルギーは一度減っても正しく対処すればまた回復していくので心配ありません。
では、どうしたら心のエネルギーは回復するのでしょうか?
親のエネルギーも重要!自分を大切にしよう
心のエネルギーを回復させるポイントは、家庭にあります。
家の中が安全で安心できる状態になると、子供はゆっくり休むことができるからです。
そして親のエネルギーがしっかり溜まっていないと、家の中を安心できる空間にできません。
親が苦しんでいると、子供も学校に行けない自分をさらに責めて、親子でエネルギーが枯れてしまうからです。
逆に親が元気で安心できる環境があると、少しずつ子供にエネルギーが溜まっていきます。
親が自分を大切にして元気でいることが、子供のエネルギーにも繋がるのです。
でも、子供が不登校になると親も辛くて、元気でエネルギーがある自分でいるってすごく難しいですよね。
私たちは、なぜ不登校を理解できないのでしょうか。
なぜ「不登校」になると苦しいのか?
不登校は問題だという考え方があるから
不登校を理解できない理由の1つに、“不登校は問題行動”という考え方があります。
学校を休むと悪いことをしている気持ちになりませんか?
それは、私たち日本人は毎日学校へ行くことが素晴らしいことだと教えられてきたからです。
逆に、理由もなく休むことを「ズル休み」や「サボり」と呼ぶように、マイナスなこと、悪いことだと教えられてきました。
そのため、学校に行かない我が子がものすごく悪いことをしているように感じてしまうのです。
しかし、現在は“不登校を問題行動と判断してはならない”と文部科学省でも明記されています。
不登校とは,多様な要因・背景により,結果として不登校状態になっているということであり,その行為を「問題行動」と判断してはならない。
不登校児童生徒が悪いという根強い偏見を払拭し,学校・家庭・社会が不登校児童生徒に寄り添い共感的理解と受容の姿勢を持つことが,児童生徒の自己肯定感を高めるためにも重要
引用元:文部科学省
このことからもわかるように、学校に行かないこと自体は特に問題ではないのです。
「不登校は不幸じゃない」という言葉をよく聞くようになりましたが、これは本当です。
不幸にしているのは、不登校を問題だと考える人の声です。
原因が特定できないから
原因が特定できないことも不登校を理解できない理由の1つです。
不登校は理由があって学校に行けなくなる場合と、理由はないけど学校に行けない場合があります。
- 学業不振
- 人間関係のトラブル
- 先生との相性
- 家庭環境
- 起立性調節障害などの体調面
これらが複数重なり、学校に行けなくなっているケースも多いです。
あとは理由があっても、否定されることが怖くて何も言えない子もいます。
どうして学校行きたくないの?
(否定されるから、言いたくないな……)
このような場合は無理やり聞き出そうとせず、子供が自分から話してくれるまで待ちましょう。
自分自身、学校での成功経験があるから
親が学校で成功体験をしている場合、不登校を理解するのが難しくなることがあります。
・一生の友人に出会えた
・勉強頑張って褒められた
・部活で成績を残した
・学校で恋愛経験をした
これらは素晴らしい経験です。
学校でしか経験できないことも、たくさんありますよね。
キラキラした青春時代は大人になってからも宝物になります。
“学校はいいところだ”という思いがあるからこそ、学校に行かないことを受け入れられず、理解できなくなることがあります。
不登校を理解できなくて苦しい時の対処法
理解できないことを認める
理解できない!と思うのなら、理解できないと思っている自分を責めずに、そのまま認めてあげてください。
親子とはいえ別の人間なので、全てをわかり合うというのは無理なことです。
不登校に限らず、我が子のことを理解できないのは子育てではよくあります。
無理やり理解しようとしなくても大丈夫です。
ただ、不登校を理解できないことを子供本人には伝えないようにしましょう。
どうしても誰かに聞いてほしい時は、信頼できる家族や友人、またはカウンセラーさんや電話の無料相談窓口を頼ることをおすすめします。
距離をとる
子供を責めたくなったら、距離をとるようにしてください。
学校に行かない我が子を責めてしまうということは、本当によくあります。
責めたい気持ちの時に、ずっと一緒にいたらお互いが苦しくなります。
その前に、少しでいいので親も1人で過ごす時間を作りましょう。
自分を優先する
お子さんと距離を取ることができたら、次に自分を喜ばせることを行うことがおすすめです。
自分が癒されること、笑顔になれることをして、エネルギーを自分に与えてあげましょう。
親も人間です。
子供のことに一生懸命だと、つい自分を後回しにしがちです。
自分が頑張っていることを、自分自身が認めてたくさん褒めてください。
まずは自分が元気になることを優先していいのです。
不登校の親のみなさん、毎日めっちゃ頑張ってます!!
まとめ
今回の記事では子供が学校に行けない本当の理由や、なぜ不登校を理解できないのか?について、さらに理解できない時の対処法について解説しました。
子どもが学校に行けない原因
- 心のエネルギー不足
不登校を理解できない理由
- 「登校すること」が素晴らしいという考え方がある
- 理由もなく休むと、悪いことをしている気がする
- 自分自身が学校での成功体験がある
理解できなくて苦しい時の対処法
- 理解できないと思っている自分を認める
- 子供と距離をとる
- 時間を作り、まずは自分を喜ばせることをする
大事なのは、学校に行くか行かないか、ではありません。
子供と親のエネルギーを満たしてあげることです。
子供はもちろん、親も世界でただ1人の存在です。
大切にしてあげてください。
そうすると、エネルギーが溜まり動けるようになっていきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。