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不登校は、完全不登校になる前に「行き渋り」という時期があります。
「行き渋りは不登校のはじまり」と言っても過言ではありません。
簡単に休ませたら休み癖がつくんじゃ…
嫌なことはだれにでもある
子どもにはそこでめげずに頑張ってほしい
わかります
ここで休ませたらいけないって思いますよね
今回の記事は、小学5年生〜中学1年生にかけて行き渋りを経験した我が家の次女の話です。
次女は現在中学3年生ですが、行き渋りはなくなり毎日学校へ行っています。
- 行き渋りに対して、親としてどういう対応をしたのか
- なぜ毎日登校するようになったのか
- 不登校になった長女と、再登校するようになった次女の違い
- 行き渋りに対する学校側の対応
今回の記事ではこれらについて書いていきます。
1つの例ですが、参考になればうれしいです。
はじめに|行き渋り状態から完全不登校になった長女と、再登校した次女
我が家は長女が完全不登校です。
そして次女も行き渋り状態だったことがあります。
行き渋りとは不登校の1段階目にあたる状態で、週に1〜3回は欠席したり、学校へ行っても疲れ切ってしまう状態です。
次女は行き渋りから不登校にはならず、毎日登校する方へ回復しました。
今回の記事では、長女と次女の違いは何だったのか、親として対応に差があったのか、振り返ってみました。
次女の行き渋りへの対応
次女が学校に行きたくないと言い始めたのは、長女が完全不登校になったことがきっかけでした。
長女は小学校時代から行き渋りがあったので、長女が学校へ行かないと次女が先生たちから「お姉ちゃん元気?どうしてる?」などと毎日聞かれる状況でした。
兄弟姉妹に不登校の子の話を聞くのやめてほしい…
次女は、長女が不登校になってから少しずつ自分も学校に行きたくないと言い始めたのです。
行き渋り初期の対応|学校行きたくないと言われたら
次女が学校へ行きたくないと言い始めたとき、私は「学校行きなさい」とは言えませんでした。
長女のときにそれをやって、後悔していたからです。
なにより長女がずっと家で休んでいるのに、次女だけ学校へ行きなさいと言うのもおかしいですよね。
今日は学校休みたい…
はーい
先生には連絡しておくね
こんな感じで、次女が「学校行きたくない」と言えば、何も聞かず「はーい」とだけ返事をしてあとはそっとしておきました。
欠席が増加してきたら|それでも本人の気持ちを尊重
少しずつ次女の欠席日数は増えていきました。
私は「いずれ次女も完全不登校になるかなー」と思いながら、休みたい日は休ませて、行くと言う日は見送りました。
長女のときは、毎日「今日は行くの?行かないの?」と不安と焦りがいっぱいで毎日めちゃくちゃ苦しかったですが…
次女のときは「学校は行っても行かなくてもどっちでもいい」と思っていたので焦りも不安もありませんでした。
しかし本人は毎日葛藤の連続で、朝玄関を出たあとに泣きながら家に帰ってくることも…。
その時も、何も聞かず「行きたくないなら休んでいいんだよ」と伝えることを続けました。
ポイントは、学校に行った時に褒めないこと
褒めることは、学校に行ってないことを否定することと同じメッセージを与えてしまうためです
再登校へのきっかけ|受験
ところが、次女は中学2年生の秋ごろから欠席しなくなりました。
きっかけは、行きたい高校が見つかったことです。
合格するためには、出席日数が重要だと学校で聞いてきたことがきっかけでした。
受験のためにがんばる!
がんばるって決めたんだね
私は、次女が答えを出したらそこに反対も否定もしないようにしました。
もちろん毎日楽しい!とはいかず、その後も泣きながら登校したことも何度もあります。
それでも、次女はほとんど欠席しなくなりました。
学校の対応はどうだったのか?
次女のとき、学校側がどのような対応だったのかというと、とにかく次女を褒めてました。
学校に来れたことが何よりもすごい!
えらいぞ!
……はい
学校に来たらとにかく褒める
私はこの全力で褒める姿勢に、正直疑問を感じました。
さきほども書いたように、「登校を褒める=登校できなかったらダメ」というメッセージを与えるためです。
- なぜ学校に来なかったのか?
- なぜ今は学校に来ているのか?
- 学校に行くことに無理はしていないのか?
- 子どもが学校に何を求めているのか?
- 学校としてできることはないのか?
- 親に家庭での様子を聞く
このようなことには関心を持たず、とにかく学校に来たらOKという意見は子どものことを考えているとは言えないのでは?と感じました。
学校では何も問題はないと主張
子どもが休む時、学校に連絡すると理由を聞かれます。
しかし多くの場合、不登校や行き渋りにはっきりとした理由というものはありません。
ただ、明らかな理由がある場合もあるので、そこは周囲が慎重に見極める必要があります。
- いじめの可能性はない?
- 友達とのトラブルはない?
- 教師との相性はいい?
- 授業中の様子はどんな感じ?
- 子どもからの相談はなかった?
など、親がわからない部分は学校側への確認が必要です。
私も何度も担任の先生と話しましたが…
返答は残念ながら毎回同じでした。
学校では全く問題ありません!
結果的に、担任の先生など学校側に子どもの相談はしなくなりました。
再登校への分かれ道
次に、次女の場合と長女の場合で何が違ったのかをまとめました。
長女と次女は何が違ったのか?
長女の場合
- 友達関係でのトラブルがあった
- 親から休むことを否定された
- 頑張る気力すらなくなってしまった
- 先生に対して不信感があった
- 理想が高い
- 慎重だけど決めると強い
次女の場合
- 友達関係は良好
- 親が休むことを認めてくれた
- 頑張りたいことがあった
- 先生を信頼していた
- 理想が高い
- 直感型
振り返ってみると、親の対応だけでなく子どもの環境・性格もそれぞれ違いがあり、その全てが分かれ道になっていたと思います。
1つのことが原因ではない、という点が難しいですね。
まとめ|克服するには休ませること!復帰に必要な時間は人それぞれ
今回は、行き渋りから再登校した次女の話を簡単にですが紹介させていただきました。
理由も言わず、ただ「学校休みたい」と言われたら、親としては「簡単に休ませたらいけない」と思ってしまいます。
それは親としてごく自然なことです
お子さんの性格や状況にもよりますが、休みたいと言われたらまずは話をすることが1番かなと思います。
話ができなければ、何も聞かずにいったん休ませてあげる。
落ち着いてからまた話をしてみる。
それの繰り返しで、私も少しずつ子どもに話を聞くようにしました。
時間が経てばお子さんの気持ちも変わります。
ゆっくり向き合っていきましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。